4月27日
 今日、いつものごとく池袋西口公園を歩いていたら、ちょっとした人ごみに出くわした。
 女子高生がいっぱいいてなにやら話していた。
「キャーン、智也、かっこいいー」
 智也?
 見てみるとどうやらドラマの撮影をしているらしかった。
 おお、あれだな。池袋ウエストゲートパークってやつ。見たことあるぞ。
 噴水のところにトキオの長瀬君がいた。
 ひぇぇ、やっぱりかっこいいのう。背、高いのう。
 もっと野次馬していたかった気もするが、時間がなくなって、私はその場を去った。
 そして、深夜。
 家に帰る途中、私はいつものごとくセブンイレブンに寄った。
 運がいいとここにいるのだ。
 今日はいた。運がいいわ。
 何てことはない、かっこいいアルバイトのにーちゃんだ。
 だからなにってわけじゃないんだけど、みかけるとなんだか得した気分になる。顔が超美形。
 長瀬君にちょっと似ている。目がちょっとだけTMレボレボ入ってるかな?
 私がレジに向かったとき、彼は雑誌の整理をしていた。
 彼にレジをやってもらいたいけど見つめたりしてへんに思われたらいやだと思ってし方なしにほかの人のレジに並んだ。
 と、彼はひらりとレジにやってきて(ほんとに『ひらり』って感じ)
「こちらにどうぞ」
 って、私に微笑んでくれた!嬉しい。
 ・・・いや、ただそれだけのことなんだけど・・・。
 私ったらなんでこんなこと書いているんだろう・・・。
 いや、いいの。長瀬君とそのバイトのにーちゃんのおかげで、今日はいい日だったわ。
 ・・・私って何てお手軽。こんなことで嬉しくなれるなんて。いいじゃん。ふんだ。
 このことをリエに話したら
「なんだ、それなら声かけてそのにーちゃんとやればいいじゃん」
 おいおい。そんなかんたかにできないよ。
「できるよ。ためしに声かけてみな」
 って。さすがはリエ先生。だったら代わりにやってみてくれ。そのにーちゃんと。そんで、感想をレポートにまとめて提出して。
 って言ったら「OK」だって。こりゃ楽しみだ。

4月25日
 今、歯医者さんから帰ってきました。
 今日はいつもの女医さんがやってくれた。良かった。見捨てられたわけじゃなかったのね。
 髪を切って初めて歯医者に行ったので、女医さんが「あら、髪の毛切ったんですか?ずいぶん思いきりましたね。でも、お似合いですよ」と、言ってくれた。びっくりした。だって今まであんまり歯の話以外はしなかったから。
 たったそれだけのことなのに、すげー嬉しかった。
 さらにそのあと「私も前は長くって・・・」と、自分の話をしてくれた。
 嬉しかった。
 なのに悲しいかな私は口下手の人見知り。(人見知りって行ってもあってから1年くらい経ってるけど)
「はぁ・・・、そうですか・・・」
 で、話が終わってしまった。
 私っていつもこうなんだよな。
 初対面の人やきれいな人の前では上がってしまう。
 そしてきれいな人にあこがれるのが好きだ。
 遠くであこがれるだけでいいの。女の人の場合は。(あ、男の人の場合はいやだよ。好きになったら自分のものにしたいさ)
 近づいてしまったら、嫌われてしまうかもしれないから。
 ちょっと前によく行くスーパーの女の子にあこがれた。
 憧れって言っても、絶対私より年下だろうけど。
 そのスーパーは、ちっちゃい個人商店って感じのところで、その娘はいつもいた。
 いつ行ってもいるの。働き者だね。
 決して愛想がいいってわけじゃない。どちらかというと無愛想。そんなところが良かった。
 そのスーパーに行くのが楽しみであり、恥ずかしかった。
 そんなある日、私があまりにいつも同じ食品を買うので変に思ったのか思わなかったのか「いつもこれ買いますね。すきなんですか?」と、話しかけられてしまった。
 いや全然たいしたことじゃないんだろうけど、私はびっくりしてしまった。そしてやっぱり「はい」としか言えなかった。
 普通に話せばいいだけなのに、それができない。
 話そうとすると、とてつもなく馬鹿っぽくなってしまうのだ。私ってやつぁ。相手を好きであればあるほど。これは男の人相手でもそう。
 そしてなんとなくそのスーパーに行く回数が減ってしまった。だって恥ずかしいから。
 そうこうしているうちに、なんとそのスーパーがなくなってしまった。
 もうこれであの娘に会うことはないのね。
 とてもさみしい。
 こうして書いていると、改めて思う。私って女の人が好きだ。恋愛感情にも似ていると思う。いや、恋愛感情ってより、やっぱり憧れかな。
 それって劣等感の裏返し?かもしれない。
 もう1人。私がすごくあこがれている女の人。
 おねえさまって呼んでいたんだけど、昔仲良くしてもらってて、やっぱり嫌われるのがいやだったからかな。なんとなく疎遠になったおねえさま。
 私が一人前の漫画家になったら連絡したいと思っています。そうしたらまた仲良くしてください。

 ・・・今日の日記(日記か?)はかなり変態チックだな。ま、今に始まったことじゃないけれど。みんな、引くなよ。
 わかっていると思うけど、一応断っておきます。
 神無月は男好きだ。・・・でも、女も好き。てへ。

4月21日
 ゴミ問題である。
 今、私はすごいものを見てしまった。
 私のうちは、アパートの中にポリバケツがたくさんあって、そこに24時間いつでもゴミを捨てていいことになっている。
 ポリバケツに「分別ゴミ」「生ゴミ」「スチール缶」「アルミ缶」「ビン」「ペットボトル」と書いてある。
 私はゴミの分別がいまいち不安だ。
 とりあえず、ペットボトル、ビン、缶(スチールとアルミは分けたり分けなかったり)その他のゴミすべて。という感じで分けている。適当である。生ゴミと分別ゴミ、結構一緒に捨てちゃっているし。分けるときは分けるけど。
 なので、管理人さん(ゴミ捨て場のまん前に住んでいる)に怒られたらいやだから、誰もいない真夜中などにゴミを捨てに行ったりする。
 ばれないように時には郵便物をびりびりに破いて。(小心者)
 ところが、たった今、ゴミを捨てにきた人を見かけたのだが、これがすごい。
 ビンも缶も生ゴミも一緒。
 ポリバケツを横目で見ると、ほかのゴミも実はかなり適当だった。今まで夜中だったから見えなかったのだ。
 おいおいこれっていいのか?と、さすがに私でも思ってしまった。だって東京都なのに。
 こんなことで安心するのはとてもいけないことだってわかっちゃいるけど、ちょっとほっとしてしまった。
 なんだ。私なんてかわいいもんじゃない。
 道端に缶とかも捨てないし。煙草吸わないから当然タバコのポイ捨てもしないし。もしかして私って善良な市民?・・・調子に乗るなって。
 というわけで、今日ひとつ、私の中に決意が生まれた。
「明日から、明るいうちにゴミを捨てにいくぞ」
 と。

4月20日
 昔キャバクラでバイトをしていたとき、やっぱりこんな張り紙がしてあった。
「同業者のスカウト、暴力団などはなんちゃらかんちゃらで罰金100万円です」
 とかなんとか。
 こんなのって、絶対うそ。っていうか、ただの脅し。
 と、ずっと思っていた。
 だって実際ほかの店のスカウトの人とかいたしね。
 で、やっぱり同じようなのが風俗店にもあるらしい。ある。ときいた。
 イメクラやヘルスでは、本番行為が禁止なので「本番」「店外デートのしつこい誘い」などが罰金の対象らしい。
 それもやっぱりただの脅しなんだろうねってリエ達と話していたら、ジュンのお店で実際そんなことがあったらしい。しかも今日。
 お客さんが女の子に本番を強要して、女のこが店長さんに泣きついたら、店長がそのお客さんをぼこにしてしまったらしい。
 それはもうぼこぼこに。
 罰金は取らなかったけど、そのせいで逆にそのお客さんが警察に行って、その店長が逃げ回っているらしい。
 うーん、ぼこにしないで罰金取れば良かったのにね。
 それでジュンは大変な思いをしたらしい。
 その女の子はジュンじゃないけど、警察にいろいろ聞かれたり、結局お客もとれなかったりで。
 それに店長さんがまだ逃げ回っているらしいので店もいつ開くかわからないらしいし。
 
私の日記にこんなことを書くのもなんだが、おもしろい話(はたできくだけなら)だったので書いてみた。ジュンが書けっていうし。
  ジュン、お疲れ。

4月19日
 サルになっちまった。

 今日、私は髪を切った。
 しかもばっさり。それはもう思いきって。
 私のイメージといえばロングヘア。もうずっとロングだった。
 15のときにおかっぱにしたきり、ずっとロング。15の時だって、おかっぱにするまでやっぱりロングだった。
 たぶん私はときめきトゥナイトの蘭世になりたかったのかも。・・・いやちがうか。
 とにかくずっと蘭世ヘアだった。
 たったさっきまではマジで尻まであったのだ。髪が。80センチあった。自分の身長の半分よりあったってことだあね。
 それをばっさり。
 といっても肩くらいだけど。
 でも私、ずっとロングで美容室にいっても「2、3センチそろえてください」とかしか言ったこと無かったのでどうやってオーダーしたらいいのかわからなくて困った。
 一応ヘアカタログを切り抜いて「こんな感じで」と言ったものの、髪質とか顔とかが違うだろうし、って思って、「いやでも適当でいいです。適当にきってください」なんて言っちまった。ばか。
 美容師さんは「いいんですね?ほんとに切りますよ。いいですね?」とか言っていたわりに、ばさばさ切っていく。
 そして「前髪は長めに」って言ったのに眉より上に切りやがった。
 ・・・サルである。ショーック。
 これじゃデートもできやしない。
 あら良かった。ちょうどする相手がいないわ。ちくしょう。
 ま、いいか。前髪くらい、すぐ伸びるよね。
 サイドや後ろは気に入ったし。
 いやほんと、頭の軽いこと軽いこと。1キロくらいあったんじゃないかな。髪の重み。
 それを友達に言ったら「あんたまさか体重減らすために切ったんじゃ・・・」と言われた。
 まさかいくらなんでも。計量前のボクサーじゃあるまいし。

 首に感じる風が本当に気持ちいい。
 よし。神無月は春から生まれ変わるぞ、っと。

 

月17日
 久しぶりにジュンが帰ってきた。
 ちょっと見ない間に顔が一回り小さくなったようだ。
(説明すると、ジュンとは一緒に住んでいる風俗嬢である。一緒に、って言ってもほとんど帰ってこないけど。ちなみに今は自宅出張と新宿のヘルスを掛け持ちでやっている)
 なんだか最近彼女は見るたびに細くなっていく。
 うちに来た当初は日に日に太っていっていたのに。
 というわけで、ダイエット競争をすることにした。
 どっちが先に3キロやせるか。
 勝ったほうは洋服を買ってもらえる。
 よし。がんばるぞ。俄然燃えてきたぜ。へっへっへ。
 と、言ったそばからジュンは酒をかっくらって笑っている。
 かなりうるさい。私はいいんだけど、きっとこの声は隣に筒抜けなんだろうな。だって隣の声が筒ぬけだし。
 店の話やお客の話を赤裸々に話してくれる。
 私はおもしろいし、ネタにもなるから大歓迎だけど、隣のにーちゃんに、私って一体なんだと思われているんだろう。
 別になんと思われてもかまわないけど。
 隣は若いにーちゃんだから、かなりどきどきしているに違いない。壁に耳当ててるかも。
 やっぱり風俗嬢のうちわ話なんてめったに聞けないもんね。
 よくってよ。よくってよ。じっくり聞いてもよくってよ。
 なんたって、私もにーちゃんにはたまに楽しませてもらっているから。
 いつもいつも違う、しかも笑っちゃうくらいおばかちゃんな女のことのエッチな声を聞かせてもらっているし。
 顔はわからないけど、こういうおばかちゃんを探すのも大変なんじゃないかい?って位。
「あたしったらー、ちょー名器らしーのね。きのーナンパしてきた男もそう言ってたしー。でもー、あたしがいくらいいからってー、早いのはだめだよー。ちゃんといかせてねー」
 昨日もこんな話が聞こえたし。
 うち、ぼろいから、本当に筒抜けなのね。
 ってことは私の○×△も・・・、きゃっ、いやーん。なんのこっちゃ。
 ても、一度話してみたいな。隣のにーちゃん。
 あ、やっぱり別にいいや。

4月16日
 ・・・太った。体脂肪も増えた。
 私を知っている人はそんな言葉聞き飽きているかもしれないけれど、今回は本当に神無月太りました。
 私は顔が長いので(面長といえよ)顔だけ見ると太って見えないらしい。
 そして手足もわりと細いので服を着ていればやせて見えるらしい。
 だけど、ここ1ヶ月で4キロも太ってしまった。
 4キロ、4キロ、4キロっっっ!!!
 まあ原因はわかっているんだけど。私ともあろうものが、これは大変なことだ。
 この肉が本格的についてしまう前に、なんとしても落とさなくては。
 多分、今ならまだ間に合う。いや、間に合ってくれ、ハニー。頼むぜベイベェ。
 1ヶ月で体重の5パーセント以上落としてはいけないっていうけど、・・・ごめんなさい(誰に謝ってる?)私には時間がないのでごわす。
 早くやせなくてはいけない。何があるわけではないけれど、早くやせなくては。
 私ったら、病気だよね。っていうか、すごくいやな女だよね。わかっちゃいるけどやめられないんすよ。まいったね。
 やせてなくたってなんでもできるはずなんだけど、私の思い込みだよね。
 別に男のためじゃないよ。そりゃもちろん好きな男にいい女だって思われたいけど、やせたからっていい女なわけじゃないっていうのはわかっているし。
 私自身のために。
 太ったときって自分に自信がなくなってセックスもできない。あらいやだわ。お下品。
 というわけで、がんばってやせますわ、私。
 そんなに不健康なことは、多分しないと思う。いや、するかも。献血ダイエットは多分あんまりしない。
 だからみんな、応援してくれい。
 やせたら誰かご褒美ください。え?ふざけるな?あ、やっぱり。

4月15日
 友達に、その友達のライブがあるって誘われたので、新宿に出かけた。
 雨も降っていたし、そういうライブって、何度か行ったことあるけど結構自己満足だけの世界ってことが多いんだよな。ちょっとめんどくさいな。
 って、思っていた。
 ちょっと遅れて会場に入ると、ものすごい音。空気の振動が、グワッときた。
 うーん・・・、これって・・・。
 音楽まったく素人の私にも、これはうまいのかな???どうなんだろう。・・・よくわからない。
 そして意味不明の叫び声。
 これは、きっと歌ではなくって、声が楽器のひとつなのね。
 こういうジャンルの音楽なのね。とりあえずそう納得した。
 ・・・これが、あと何時間続くんだろう。ちっときついかも。
 そう思っていたとき、
「次だよ。私の友達」
 そうか。次か。これじゃなかったのね。でも次もこんな感じ?
 次のバンドが始まる。
 お?軽快なテンポ。
 歌うまい。
 素人の私にも、これはかなりうまいんじゃないかと思える。
 っていうか、いい。
 うん、いいね、いいね!ノッてきたよ。
 本当に聞き入ってしまった。
 ずっときいていたかった。うん。
 彼らもやっぱりプロデビューに向かってがんばっているらしい。
 私にしてみれば十分プロで通用するんじゃないかって思えるけど、きっといろいろ大変なんだろうな。
 がんばれ。
 でも、いつものことながら、こういうものを見ると、とても悔しい気分になる。うん、悔しい。
 私もがんばるぞ。って。

 ところで、その次のバンドが最後だったんだけど(一番人気があるらしい)盛り上がりがすごかった。
 一部の人がめちゃくちゃに暴れ出した。足踏まれた。いたかった。かなり。
 それはいいとして、暴れるのに、兄ちゃん、たばこっっ、火っ、火ーついてるよっっ!こわいっつーに!
 ・・・若いってこういうこと?
 そんなことが気になる私ったらもうすでに年寄りなのかしら。

4月13日
 神無月は歯医者に通っている。
 家から一番近い、○歯科。
 もう一年くらい通っている。なんでそんなにかかっているのかといえば、私がよくサボるからである。
 今まで私の担当は、美人の女医さんだった。多分歳も若いと思う。20代後半か。
 最近よくドラマに出ているなんとかって女優さんに、目が似ている。なぜかというと、マスクをしていて目以外はよく見えないから。
 私はこの女医さんがいたから歯医者に行っていたといっても過言ではない。
 だって、治療の途中に頭におっぱいとかあたって気持ち良かったし、あこがれていた。ファンだった。乾いた生活のオアシスだった。
 なのに。な・の・にっっっ!!
 見捨てられてしまった。
 今日言ったら、女医さんもいるのに違う先生に治療されてしまったのだ。こんなこと今までなかったのに。
 もうすぐ治療が終わるからかしら。
 もう私に興味ないって言うの?
 今まで治療中は先生の手を見つめるのが好きだったけど、今日はつまらなかった。
 だから目をつぶって頭の中でずっとモー娘を歌っていた。
 おわり。・

4月10日
 うーん、よく考えてみたらこの日記、漫画家の日記なのに全然仕事のことが出てこないな。
 というわけで、書きます。
 昨日と今日は、漫画を描きました。
 ・・・終わりじゃん。
 漫画関係のことで書くことってないんだよなぁ。
 漫画家さんの友達とかもあんまりいないし。
 
 さっき、やってしまいました。
 腹が減ったのでスーパーに行って、野菜とジュースと肉とパンをかごに入れて、いざレジへ。
「○円です」
 財布を開けると、
 そう。サザエさんである。
 出かけたら、財布を忘れてへジャースで万引きっとな。(埼玉県地方限定替え歌)
 いや、財布はあったんだけど、中身が入ってない。
 二十円くらいしか。しばし沈黙。頭の中で考える。
 ・・・そうだ。あさってまで、お金ないんだった。残り少ないお金、昨日服買っちゃったんだ。
「・・・あの、これ、やめます・・・」
 店員は、確かに笑っていた。うちから30メートルのところにあるスーパー。はっきり言って毎日行っているし、この店員とも毎日顔を合わせている。絶対影で言われる。
 私は商品を一つ一つ棚に返して家路についた。
 お腹が減っているのでごはんを炊く。
 そして岩海苔をおかずに、ニ杯食った。
 あさってまで、食料はこれしかない。
 むなしい。

4月7日
 先月発売した「サスペリア」で、私の友達が漫画家デビューした。
 中学のときからの友達。部活も違うし同じクラスになったこともないのに()だって10クラスもあったんだよ)不思議な縁で友達になった。
 私は彼女が好きだけど嫌いだ。
 はっきり言って、ねたましい。
 私は運が良く、16のときに商業誌でデビューするチャンスがあって、その後も、運とコネでちょこちょこ雑誌の仕事をさせてもらって、単行本も(大昔だけど)1冊出してもらって、今までやってきているけど、彼女はまったく逆。
 人に媚びたり編集さんに合わせるのが苦手で今まで世に出られなかったのだ。
 才能はあるのに運にも恵まれなくって。
 あと、自分の作品に対するこだわりとプライド。これがあったからね。
 そんな彼女が私はすごくうらやましい。
 もちろん才能だけじゃなくって、その分努力しているから、それだけの作品を描けるんだけどね。
 ねたましいけど、私は彼女が大好きだ。
 だって、私の気持ちを一番に理解してくれるのは彼女だから。いろんな意味で。
 私の話をいつもちゃんと聞いてくれるし。
 しょっちゅう一緒に遊ぶわけじゃないけど、私は彼女がいなかったら、ほかにどんなにたくさんの友達がいても、ラブラブな彼氏がいても寂しいと思う。
 寂しいよ。
 だからずっとそこにいてね、神崎みお。君はずっと、大事な友達で、一番のライバルだから。君にとっても私がそうであったら嬉しいな。

 ・・・これは日記じゃないね。ラブレターになっちまったよ。ま、いいか。こんな日もあるさ。

4月5日
 今日はなんかいろいろな人に声をかけられた。
 その1.ちかん
 電車で痴漢に会ったのって、結構久しぶり。
 もちろんすっごいいやだし「ふざけんな!タダで触りやがって!!」って言う怒りはあるんだけど、それとは違うところでほんの少しほっとしている自分がいたりして。
 ああ、私もまだまだ枯れていなかったのね。って。
 ただ今日の痴漢はかなり不気味だったな。
 まず最初はやっぱりお尻に手の甲があたる。まあこの時点ではなんの気にもとめない。いやな感じではあるけどね。
 そしてそれが動き出す。(うーん。痴漢?でも気のせいかも)
 いつのまにか手の甲だったのが、手のひらになっている。この時点で痴漢確定。でもとボケた私はまだ気のせいだと思いこむ。
 思いこみながらも逃げようとする。
 手が追ってくる。そしてもみしだく。
 おお、こいつはまちげぇねぇ。痴漢だ。足を踏む。痴漢ひるまず。
 スカートをまくしあげてくる。やめて。そいつは勘弁して。
 というところで、駅についた。
 そのとき痴漢の顔を見た。びっくり。わりと若いでやんの。そんなに不細工でもないし。
「あ・り・が・と」
 痴漢は私の耳元でそうささやいて降りていった。
 きーもーちーわーりー!!!
 周りの人もみんな気づいていたと見えて、何気に私ってば、注目の的。
 ちくしょう、気づいていたなら助けてくれよ。
 そこから恋が生まれるかもしれないしね。おお、少女漫画みたい。あ、恋が生まれたら困るから誰も助けてくれなかったのかな。
 その2.外国人の方
 どこからどう見ても外国人で、日本語をまったく解さない方に道を聞かれた。
 地図を持っていたのでなんとか私もわかって、身振り手振りで道を教える。
 するとその方はたいそうお喜びになって、「サンキュー、サンキュー」と教えた道と違う道に歩いていった。
 うーん、ごめんね。えーごとジェスチャーの勉強しておけば良かったよ。
 その3.怪しげなスカウト。
「雑誌のモデルとか、興味ない?」
「・・・脱ぐ気はないですね。っていうか、脱げるほどの体じゃないし」
「あ、じゃあ、アルバイトする気ない?}
「風俗ですか?」
「お金、欲しくない?」
 そりゃあ欲しいさ。
「でも急いでるから」
「あ、じゃあここに連絡して」
 と、名刺を渡してきた。
 そのとき気がついた。
 私、この人に声かけられるの、3回目だ。人の顔、全然見てないんだな。やっぱ。女でありさえすれば、なんでもいいのね。あら、ってことは、ちゃんと女に見られたのね。それって喜ばしいこと?そうかもしんない。
 その4ナンパ
 痴漢同様、かなり久しぶりかも。
 帰りの電車でずっと一緒だった人。ほんのちょっとチェックしてた。
「ねえ、これから帰るの?遊びに行こうよ」
 でも私ったら、最近キャッチにばっかり声かけられてたせいで、思わずしかとしちゃった。
「ねえ、ねえ」
 一度しかとしたら、もうしかとし通すしかないからね。もしかして、ちょっともったいなかった?いっか。めんどくさいし。
 でもそれだけで、ちょっと嬉しい気分になったりして。へへへ。単純。
 その5、やっぱりキャッチ
 いきなり腕をつかまれて「ねえ」
 悪いけど、しかと。
 だって立ち止まって話しちゃうと、私ったら断れずに連れて行かれる可能盛大だから。
 そっちもそりゃあしかとされれば気分悪いと思うよ。だって「急いでいるから」とか言っても、絶対離してくれないし。
 でもだからって、
「性格わりーな、このぶす!」
 なんて大声で言うことないだろ、この不細工!・・・あらいやだわ。私ったらお下品。

4月4日
 ブラックジャックを観た。
 うん、おもしろかった。
 もちろん原作とイメージは違うが、これはこれでおもしろい。コケティッシュなBJって感じで。
 二人のピノコもかわいかった。・・・でもやっぱり、ピノコは一人が良かったな。不思議な感じで良かったけどね。
 やっぱブラックジャックはいいっす。大好き。
 ちょっと前に出た、実写のビデオも良かったし。
 あ、でも、アニメの映画のほうは・・・、ちょっと・・・。どうせやるなら、もっと単純な絵でやって欲しかったな。下マツゲびしばしのBJはちょっと・・・。
 何年か前にやっていたラジオドラマも好きだったな。BJが時任三郎で。時任三郎ファンになったし。
 また聞きたいなー。誰かテープとってる人いないかしら。
 ああピノコになりたい。
 いや、如月になりたい。
 また馬鹿なこと言ってるよ、この女。
 寝言は寝て言え。
 まあ、いつも寝ているようなもんだけど。世知辛い世の中、白昼夢ぐらい自由にみさせておくれよ。

4月3日
 うちの近所に、不思議なものがある。
 それは通りに面したビルの2回か3階にでかでかと看板を出している。
「インポテンツ研究所」
 と。
 普通に考えれば、インポの治療をしているところなんだろうけど、かなりあやしい。
 だって研究所だし。
 やっぱりインポの研究をしているんだろうな。
 研究してどうするんだろう。まあ治療に役立てるんだろうけど。
 インポを治したい人がそこに来るのかな。
「インポテンツ研究所」ってでかでかと書いてあるところに堂々と入れる人っているんだろうか。
 アデ○ンスに入るより恥ずかしいと思うぞ。
 どういう場所なのか、だれか教えてくれ。
 あともうひとつ。
「み○り」ってお店があるんだけど、その上に大きな看板があって、そこには、
「笹、どうぞ」
 って書いてあるの。
 最初は店の名前が「笹、どうぞ」なのかとも思ったけど、店の名前は「み○り」だし・・・。
 とても不思議。

 先月の31日に、モックンのブラックジャックをやった。
 まだ怖くてみていない。
 
 神無月はブラックジャックを愛している。
 漫画で一番好きだ。
 もちろん、男としても愛している。(やべー・・・)
 
 うーん、今日の日記はかなりとりとめないなぁ。ま、いっか。

4月3日
 今日,キッスをした。
 きす。そう。ちゅうのことである。魚のきすとか,そういう基本的なボケはかまさない。
 私は酔っ払うとたまーに,ごくたまーにだが,キス魔に変身する。
 と,だれかれかまわずキスしたりする。
 ま,一応,いやがる人間と若い男にはしないようにしているけど。でないとやばいって。
 当たり前だが,そういう時,好きな男とキスするときほどのときめきはない。
 ところが今日は,好きな男とキスしたわけでもないのに,すごくときめいてしまった。
 相手は,男。
 コリー犬の彼。
 名前は・・・なんだっけ。
 行きずりなので忘れちまったわ。
 どきどきしてしまったわ。久しぶりに。
 だってすごくハンサムだったんだもの。ハンサムだったらなんでもいいのか,神無月。
 最低でも人間ってラインは譲りたくないんだけど・・・。

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